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流離いのCSO
平田義信

2010年03月31日

コミュニティ・ビジネス

 26日19時~21時までは「コミュニティ・ビジネス」の5つのカベを乗り越えよう!」と題して、川北さん講演および事例発表が行われました。

 川北さんによるとコミュニティ・ビジネスとは、

「コミュニティによる、コミュニティと社会のためのビジネス」

 だそうです。
 
 つまりビジネスの効果が、コミュニティ内だけに止まっていけない。

 その地域に必要と思われる事。

 他の地域に波及する事が大事です。

 なぜ必要になったか?。

 それは大きな単位では解決出来ない問題が、社会の中に増えてきたからです。

 小さな単位で問題を解決する必要が出てきました。

 コミュニティ・ビジネスは問題解決するために、ちゃんと代価を取って行う事業です。

 ボランティアではありません。

 ボランティアでは続けられないし、他地域への波及も大変です。

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 コミュニティ・ビジネスが社会の要求で増えたのは確かです。

 しかし、それが実現可能になったのはITの発達が不可欠でした。

 情報発信に掛かるコストや、店舗に掛かるコストが削減できます。

 Amazon.comが良い例です。

 通常店舗には売れ筋の商品を置きます。

 パレートの法則ですね。

 しかし、Amazon.comは殆ど売れる可能性のない商品に至るまで、あえて多くの商品を置きます。

 ロングテールの効果を期待しているのです。

 つまり「塵も積もれば山となる」を期待しているのです。

 これが可能なのは、インターネット販売だからです。

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 コミュニティ・ビジネスが成功するためのポイント

  ◎高い品質 (期待を上回る価値)

  ◎できるだけしかやらない (希少性も価値)

  ◎買い続けてもらえる理由、または仕組み

  ◎最初は身近なところから

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 コミュニティ・ビジネスの5つのカベ

 ・「商品づくり」のカベ

 ・「リピート率」のカベ

 ・「事業化」のカベ

 ・「地域力活用」のカベ

 ・「ひとづくり」のカベ

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 ・「商品づくり」のカベ

 「商品」の基本条件

  ・名前 : 人に覚えてもらうため。 覚え易い名前。

  ・規格 : 時間とか数量とかと言った、商品の中身に対する量。

  ・値段 : 値段を決めないと、その商品を買うのに躊躇する。

  ・再現可能性(再生産性) : 同じものを提供出来ないと、また買わない。

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 ・「リピート率」のカベ

 ・売り上げを増やすには、継続客を維持する事が大事。

 ・マーケティングとは顧客を知って、顧客に応えるプロセス。

 ・少なくとも5つの「群」を把握する。

 ・頒布会形式やセット販売などの工夫。

 ・品質を高める努力を止めない。

 ・新たなチャレンジを続ける。

 ・クチコミは究極の販促。

 ・「できるだけ」しか出さない。

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 ・「事業化」のカベ

 ・年間スケジュールを立てる。

 ・記録を必ず付ける。

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 ・「地域力活用」のカベ

 ・地域を巻き込む事が大事。

 ・地元の素材を織り込む。

 ・地域の困りごとに、積極的に貢献する。

 ・今コミュニティーに必要なのは、プロデューサー。

 ・多くのリーダーを活かす存在。

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 ・「ひとづくり」のカベ

 ・「記録」、「ふりかえり」、「申し送り」が大切。

 ・失敗は繰り返さない。

 ・偶然を必然にする。

 ・「辞める」のではなく、「休む」。

 ・切らないで、繋いでおく。

 ・中長期的な課題は先送りしない。

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 この日の最後はハイチ地震募金の授与式


※CSOとは:Civil Society Organizations(市民社会組織)の略で、NPO法人、市民活動・ボランティア団体に限らず、婦人会、老人会、PTAといった組織・団体も含めて「CSO」と呼称しています。

平田義信
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平田義信