2011年05月11日
現場でミーティング
6月9日は伊万里市の市民活動支援センターでCSOサポーター研修&ミーティングを行いました。
今回からは各拠点が持ち回りでCSOサポーター研修&ミーティングです。
現場でのミーティングは新鮮だし、力も入ります。
私たちCSOサポーターの業務も最終年度に突入。
今回から鹿島と神埼のサポーターは新しいメンバーに交代です。
残りの1年もあっと言う間に1ヶ月1/3が過ぎました。
残りの期間で其々のオフィスに何を残せるか。
来年の4月に自分自身の新たな出発が出来るか、こちらの方が大事ですが…。
正念場です。
今後の予定は以下です。



今回からは各拠点が持ち回りでCSOサポーター研修&ミーティングです。
現場でのミーティングは新鮮だし、力も入ります。
私たちCSOサポーターの業務も最終年度に突入。
今回から鹿島と神埼のサポーターは新しいメンバーに交代です。
残りの1年もあっと言う間に1ヶ月1/3が過ぎました。
残りの期間で其々のオフィスに何を残せるか。
来年の4月に自分自身の新たな出発が出来るか、こちらの方が大事ですが…。
正念場です。
今後の予定は以下です。
◎有田研修 平成23年6月6日
◎鳥栖研修 平成23年7月4日
◎神埼研修 平成23年8月1日
◎唐津・呼子合宿研修 平成23年8月27・28日
◎唐津研修 平成23年9月5日
◎呼子研修 平成23年10月3日
◎武雄研修 平成23年11月7日
◎基山研修 平成23年12月5日
◎有田・伊万里合宿研修 平成23年12月17・18日
◎鹿島研修 平成24年2月6日
◎佐賀本部研修 平成24年3月5日




2010年12月23日
1年3ヶ月後の着地点
12月20日はミーティング&会計講座でした。
3年間のCSOサポーターの業務も、後1年3ヶ月余り。これまで多くの事を研修や、現場で学ばせて頂きました。そうしてそれぞれのオフィスの状況も変わり、同時に私達のオフィスでの位置付けもそれぞれに変化しています。共通した変化は、CSOサポーターの存在を多くに人に知って頂いたことでしょうか。認知度が上がる共に、それぞれの立場での業務も忙しくなっています。
しかし、業務には終わりがあります。終わりが無い業務は、とかくダラダラとなりがちです。そう言った意味で仕事に終わりを決めるのは大事な事です。最初はゴールが見えていませんでした。正直に言えば現時点でも、明確なゴールは見えていません。県の思惑では、それぞれが各拠点で中間支援業務の中核となる事でした。でも、それは甘い目論見と言わざろう得ません。
それでもやはり「1年3ヶ月後の着地点」を決める必要があります。今回のCSOサポーターミーティングはその「1年3ヶ月後の着地点」を決めるものでした。
CSOサポーターそれぞれが忌憚なく、それぞれ現状と「1年3ヶ月後の着地点」を、またその先の身の振り方を語りあいました。オフィスに残る人、離れる人。市民活動を続ける人、新たな仕事を模索する人。それぞれが本音で語り合った、良いミーティングとなりました。
最後に全員が一致した答えがあります。何の因果か出あったメンバーですが、1年3ヶ月後も繋がりを断つことなく何か有れば協力する事を申し合わせました。強い結びつきはマンネリ化、硬直化になる可能性があります。逆にゆる~いネットワークさえ保っていれば、また結び付けます。それぞれが違ったフィールドで習得したものを持ち寄り。より面白い何かを生み出せる可能性も有ると思います。
さー、未来の目標に向かってラストスパートです。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
実は今までNPO独自の会計基準は無かったのです。
2010年7月20日にやっと「NPO法人会計基準」が策定されました。
と言っても、新しい会計基準に則した法の改正はまだなのですが…。
今回の研修では新しい会計基準の要点を学びました。
それでも今までNPOの実情に合わない企業会計を流用していたのに比べれば、各段位楽になったそうです。
「なったそうです」と言うのは、CSOサポーター研修で多少は学びましたが、実務をこなした経験がなくやはり難しい分野です。
これを期に、もう少し深く学んでみようと思っています。

3年間のCSOサポーターの業務も、後1年3ヶ月余り。これまで多くの事を研修や、現場で学ばせて頂きました。そうしてそれぞれのオフィスの状況も変わり、同時に私達のオフィスでの位置付けもそれぞれに変化しています。共通した変化は、CSOサポーターの存在を多くに人に知って頂いたことでしょうか。認知度が上がる共に、それぞれの立場での業務も忙しくなっています。
しかし、業務には終わりがあります。終わりが無い業務は、とかくダラダラとなりがちです。そう言った意味で仕事に終わりを決めるのは大事な事です。最初はゴールが見えていませんでした。正直に言えば現時点でも、明確なゴールは見えていません。県の思惑では、それぞれが各拠点で中間支援業務の中核となる事でした。でも、それは甘い目論見と言わざろう得ません。
それでもやはり「1年3ヶ月後の着地点」を決める必要があります。今回のCSOサポーターミーティングはその「1年3ヶ月後の着地点」を決めるものでした。
CSOサポーターそれぞれが忌憚なく、それぞれ現状と「1年3ヶ月後の着地点」を、またその先の身の振り方を語りあいました。オフィスに残る人、離れる人。市民活動を続ける人、新たな仕事を模索する人。それぞれが本音で語り合った、良いミーティングとなりました。
最後に全員が一致した答えがあります。何の因果か出あったメンバーですが、1年3ヶ月後も繋がりを断つことなく何か有れば協力する事を申し合わせました。強い結びつきはマンネリ化、硬直化になる可能性があります。逆にゆる~いネットワークさえ保っていれば、また結び付けます。それぞれが違ったフィールドで習得したものを持ち寄り。より面白い何かを生み出せる可能性も有ると思います。
さー、未来の目標に向かってラストスパートです。
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実は今までNPO独自の会計基準は無かったのです。
2010年7月20日にやっと「NPO法人会計基準」が策定されました。
と言っても、新しい会計基準に則した法の改正はまだなのですが…。
今回の研修では新しい会計基準の要点を学びました。
それでも今までNPOの実情に合わない企業会計を流用していたのに比べれば、各段位楽になったそうです。
「なったそうです」と言うのは、CSOサポーター研修で多少は学びましたが、実務をこなした経験がなくやはり難しい分野です。
これを期に、もう少し深く学んでみようと思っています。

2010年12月12日
複数のお仕事
12月2日・3日と二日間のCSOサポーター研修がありました。
今回は山口覚さんの「プチ企業」と「ファシリテーション・グラフィック」に関する研修です。
山口覚さんは福岡県福津市津屋崎でで地域交流センター津屋崎ブランチ運営し、プチ起業家を育てています。
最近よく聞くコミュニティー・ビジネスとかソーシャル・ビジネスと言ったソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)を目指すのは大変です。プチ起業家とはそこまで大仰なものでは無く、自分の好きな事で社会に貢献し、チョットだけ収入を得る。勿論、必要な経費はシッカリ取り、赤字になってはいけない。納期は設定しない。これだと普通の主婦でも起業が出来る訳です。今回の研修でも山口さんは多くのキーワードを私達CSOサポーターに与えてくれました。
・「得意な事」×「儲かる事」 ⇒ 「好きな事」×「社会に良い事」へ。
・プチ起業は社会の隙間を埋めるビジネス。
・従来のマーケティングは「現状」を知るには有効だが、新規起業には必ずしも参考とならない。
・先ず夢を目標とし、手段は後から考える。
・いきなり成功しなくて良い。
・人と人との交流を生み出すことが大事。
・交流は量より質。
・想いと+儲け=一定
・儲けが大きくなると、想いが薄らぐ。
・想いが強いと、儲けが薄らぐ。
・従来の課題解決型の手法ではマイナスをチャラにするだけ。
・感動や共感を目的にした、未来創造型起業を目指せ。
・地域共生型起業家~「ぬくもりリズ」、「たのしむこ」がポイント。
・20年後のビジョンを徹底的に考えろ。
・発想の自給率上げろ。
・直感は案外当たっている。
・お客さんを仲間と思え。
・地域に良い事に人は集まる。
・従来「あるもの」と「あるもの」を掛け合わせる事で新たな価値観を生む。
・良いサービスが売れるサービスでは無い。
・良いサービスを売れるサービスにしていく事。
・人やお金を集める事に必死ななるな。
・素敵な事をしているとお金を払いたくなる。
・小さく初めて、ゆっくり軌道に乗せる・
・投資を回収するという考えは危険。
・アイデアはトコトン突き詰めろ(2回転3回捻り)
もう一つの研修「ファシリテーション・グラフィック」の習得は、ファシリテーターに取って大きな武器となります。
しかし、これが難しい、悪戦苦闘してしまいました。そこで山口さんから頂いたアドバイス。
・「ファシリテーション・グラフィック」を使いこなせる人間は日本で数える程しかいない。
・無理をせず要点だけを箇条書きすれば良い。
・色は「茶色」を使う方が良い。程良く目立ち、他の色を重ね書きが出来る。
・重要なポイントは下線で表せばよ良い。
・基本はこのやり方で良く、徐々にスキルアップすればよい。
そうして最後に今回の一番の教訓。
・市民活動で生きて行くには一つの仕事で収入を得るのは不可能。
・ならば複数の仕事で収入を得れば良い。
・それぞれが相乗効果を生めば、生活できる収入を得る事も出来る。
そもそもこの世界に身を置いている人間は、大儲けをしたとは思っていません。複数の仕事を持つことで、より多くの素敵な人達と出あえれば良いのですからね。
今回も学ぶ事と多い研修でした。
1日目



2日目


今回は山口覚さんの「プチ企業」と「ファシリテーション・グラフィック」に関する研修です。
山口覚さんは福岡県福津市津屋崎でで地域交流センター津屋崎ブランチ運営し、プチ起業家を育てています。
最近よく聞くコミュニティー・ビジネスとかソーシャル・ビジネスと言ったソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)を目指すのは大変です。プチ起業家とはそこまで大仰なものでは無く、自分の好きな事で社会に貢献し、チョットだけ収入を得る。勿論、必要な経費はシッカリ取り、赤字になってはいけない。納期は設定しない。これだと普通の主婦でも起業が出来る訳です。今回の研修でも山口さんは多くのキーワードを私達CSOサポーターに与えてくれました。
・「得意な事」×「儲かる事」 ⇒ 「好きな事」×「社会に良い事」へ。
・プチ起業は社会の隙間を埋めるビジネス。
・従来のマーケティングは「現状」を知るには有効だが、新規起業には必ずしも参考とならない。
・先ず夢を目標とし、手段は後から考える。
・いきなり成功しなくて良い。
・人と人との交流を生み出すことが大事。
・交流は量より質。
・想いと+儲け=一定
・儲けが大きくなると、想いが薄らぐ。
・想いが強いと、儲けが薄らぐ。
・従来の課題解決型の手法ではマイナスをチャラにするだけ。
・感動や共感を目的にした、未来創造型起業を目指せ。
・地域共生型起業家~「ぬくもりリズ」、「たのしむこ」がポイント。
・20年後のビジョンを徹底的に考えろ。
・発想の自給率上げろ。
・直感は案外当たっている。
・お客さんを仲間と思え。
・地域に良い事に人は集まる。
・従来「あるもの」と「あるもの」を掛け合わせる事で新たな価値観を生む。
・良いサービスが売れるサービスでは無い。
・良いサービスを売れるサービスにしていく事。
・人やお金を集める事に必死ななるな。
・素敵な事をしているとお金を払いたくなる。
・小さく初めて、ゆっくり軌道に乗せる・
・投資を回収するという考えは危険。
・アイデアはトコトン突き詰めろ(2回転3回捻り)
もう一つの研修「ファシリテーション・グラフィック」の習得は、ファシリテーターに取って大きな武器となります。
しかし、これが難しい、悪戦苦闘してしまいました。そこで山口さんから頂いたアドバイス。
・「ファシリテーション・グラフィック」を使いこなせる人間は日本で数える程しかいない。
・無理をせず要点だけを箇条書きすれば良い。
・色は「茶色」を使う方が良い。程良く目立ち、他の色を重ね書きが出来る。
・重要なポイントは下線で表せばよ良い。
・基本はこのやり方で良く、徐々にスキルアップすればよい。
そうして最後に今回の一番の教訓。
・市民活動で生きて行くには一つの仕事で収入を得るのは不可能。
・ならば複数の仕事で収入を得れば良い。
・それぞれが相乗効果を生めば、生活できる収入を得る事も出来る。
そもそもこの世界に身を置いている人間は、大儲けをしたとは思っていません。複数の仕事を持つことで、より多くの素敵な人達と出あえれば良いのですからね。
今回も学ぶ事と多い研修でした。
1日目



2日目



2010年08月07日
武雄まちあるき研修
CSOサポーターの合宿研修も3回目。
7月29日・30日に武雄で行われた研修は、「まちづくり」と「まちあるき」がテーマ。
自分の住む地域を見直して「まちづくり」を考える。
そのために有効な手段として「まちあるき」をする。
ゆっくりと「まちあるき」をすることで、普段見落としているものが見えて来る。
地元の人間だけでは見落としてしまう点も、「よそ者」と供に「まちあるき」することで気付きがある。
そんな研修でした。
CSOサポーター合宿研修の行われる前の午前中に、武雄市の「武雄まちづくり講演会」は、それぞれ地域がそれぞれに工夫を凝らした取り組みに地域への「愛」感じました。
各発表に対して川北さんが、講評を行われ代表者の方は真剣に聞いていらっしゃいました。
私が特に興味を感じたのは、「地名」に関する取り組みでした。
地名はよく「タイムカプセル」だと言われます。
地名を表す漢字は後付なので、「読み」が重要です。
時代に沿って多少の変化はするものの、その土地の由来を表しています。
しかし、現在合併等で地名そのものが、消える事態が発生しています。
これは地域の歴史を消し去るにも匹敵する行為なのです。
地名の復活は、地域の歴史を語り継ぐための重要な取り組みだと感じました。
29日初日は「中間支援組織・市町担当課ネットワーク会議」。
今回は私たちCSOサポーターの業務も残り20ヶ月となりなりました。
まず、今後の社会が変化していくか、その中で地域はどう動くべきかの川北さん講演がありました。

過去20年と、今後の20年とではまるっきり違う。

人任せではもうやっていけない。
自らが率先した地域づくりに参加していく事が大事だと。

その中でCSOサポーターが、それぞれの地域でどう活動するかを、参加者と共に考えました。

実はこのワークショップは、CSOサポーターの活動に意義を理解して頂くための援護射撃でした。
CSOサポーターだけでは何も出来ません。
地域の人達と協力が是非とも必要なのを、実感するワークでした。

翌日、最初は武雄町のまちづくり推進計画について会長の山口さんより説明を受けました。
何をどうして良いのか分からず、手さぐり状態での出発。
720万円の交付金をどう有効的に活用するか。
そのために取られた手段は、住民の声を聞くことからでした。
ここが重要なようです。
設問は5つ、ズバッとした切り口に本音で語ってもらう努力をされています。
やはり本音では話さなければ、まちづくりは出来ないと感じました。


次は「武雄のまちあるき」です。
私たちCSOサポーターの間では、一つのテーマを決めています。
それは「地域資源の堀り耕し」です。
これは「オンパク」からヒントを得て行っています。
せっかく佐賀県内10カ所のいるのですから、県内全域でそれを行おうとしています。
そうして堀り耕した資源を核に、県内全域を「ゆる~い!」ネットワークで結ぶ魂胆です。
基山町や呼子町で行った「お結びウォーキング」も、その一環だと私は思っています。
里山は人の手が入ってこそ成り立ちます。
これが「手入れ」です。
そうして、生の自然と人の生活圏との緩衝地帯として里山は機能します。
これは狭く厳し自然環境の国土の中で、自然と共存するための日本人の知恵でした。
しかし、現在は里山は荒れ放題、人は生活圏を確保するために無計画に自然を破壊します。
自然と折り合いが付けられなくなり軋轢が生まれています。
武雄の町の方々はそれに気づき「里山」を復興されました。
武雄のまちなみ

その里山の中には色んな神様や、仏様が奉ってあります。
これは多神教民族の日本人独特の宗教観です。
自然界にある全ての物や現象を神と見立て、その全てに感謝と畏怖の念を持っています。
これは素晴らしい事だと思います。
天満宮への参道

天神様をお参りしつつ休憩

旧長崎街道も今は閑静な住宅街と言った面持です。
昔は雨が降れば直ぐにぬかるんでしまう狭い道も、今はアスファルト舗装が成されています。
当日は暑かったのですが、このアスファルト舗装の照り返しで一層暑く感じました。

それでも昔を思い起こさせる物は今でも残っています。
まだ武士が世間を支配していた時代に、敵の侵入を妨げるための鍵状に曲がった道路。
幾つかの古い建物。
維持は大変でしょうが、現代の人の生活と上手く兼ね合いを取り残していきたいですね。
旧長崎街道は表のバイパス道路よりもゆったりとした時間が流れていて、人に「癒し」与えてくれる気がしました。
古い酒屋さんの跡

古い診療所の跡

こちらは産婦人科の跡

お昼は山内町の長助窯で自然体験をしながら昼食。

大きなクヌギの木が印象的でした。


でも一番印象的だったのは、窯元の長井さんです。
人もまた貴重な地域資源です。(笑い)
バームクーヘンは竹に生地をかけて焼きます。

薄く生地をかけ、炭火で焼きます。


すると表面に焦げ目が付きます。

その上にまた生地をかけます。
これを繰り返せば、年輪が出来る寸法です。
最後に竹から切り落とせば完成です。

ピザは全員が自分の分を作ります。
そうして、炭火の上にかけられた鉄製の箱の中で焼く10分で完成。
自分で作ると美味しさも格別ですね。
長井さんは何でも自分の手で作り出します。
最新作は”露天風呂”でした。

自然体験と言えば珍しいものに出会いまいました。
ヤマトタマムシです。
現在は数が減り、貴重な生き物です。

法隆寺の玉虫厨子には5千枚以上のヤマトタマムシの翅が用いられたそうです。
2008年に作られてレプリカには、ヤマトタマムシが入手困難なため、東南アジア、台湾産のタマムシを使われてそうです。
まさに自然を満喫した、ひと時でした。
研修の最後は、昨日作成した予定表のブラッシュアップ。
詰めれば詰める程、目標達成までの時間は僅かだと身につまされて2日間の研修は終了。
次回の合宿までに目標に向かって頑張らねばと、心の中で自分に叱咤激励していました。
今回も最後はヘトヘトの合宿研修でした。
7月29日・30日に武雄で行われた研修は、「まちづくり」と「まちあるき」がテーマ。
自分の住む地域を見直して「まちづくり」を考える。
そのために有効な手段として「まちあるき」をする。
ゆっくりと「まちあるき」をすることで、普段見落としているものが見えて来る。
地元の人間だけでは見落としてしまう点も、「よそ者」と供に「まちあるき」することで気付きがある。
そんな研修でした。
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CSOサポーター合宿研修の行われる前の午前中に、武雄市の「武雄まちづくり講演会」は、それぞれ地域がそれぞれに工夫を凝らした取り組みに地域への「愛」感じました。
各発表に対して川北さんが、講評を行われ代表者の方は真剣に聞いていらっしゃいました。
私が特に興味を感じたのは、「地名」に関する取り組みでした。
地名はよく「タイムカプセル」だと言われます。
地名を表す漢字は後付なので、「読み」が重要です。
時代に沿って多少の変化はするものの、その土地の由来を表しています。
しかし、現在合併等で地名そのものが、消える事態が発生しています。
これは地域の歴史を消し去るにも匹敵する行為なのです。
地名の復活は、地域の歴史を語り継ぐための重要な取り組みだと感じました。
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29日初日は「中間支援組織・市町担当課ネットワーク会議」。
今回は私たちCSOサポーターの業務も残り20ヶ月となりなりました。
まず、今後の社会が変化していくか、その中で地域はどう動くべきかの川北さん講演がありました。

過去20年と、今後の20年とではまるっきり違う。

人任せではもうやっていけない。
自らが率先した地域づくりに参加していく事が大事だと。

その中でCSOサポーターが、それぞれの地域でどう活動するかを、参加者と共に考えました。

実はこのワークショップは、CSOサポーターの活動に意義を理解して頂くための援護射撃でした。
CSOサポーターだけでは何も出来ません。
地域の人達と協力が是非とも必要なのを、実感するワークでした。

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翌日、最初は武雄町のまちづくり推進計画について会長の山口さんより説明を受けました。
何をどうして良いのか分からず、手さぐり状態での出発。
720万円の交付金をどう有効的に活用するか。
そのために取られた手段は、住民の声を聞くことからでした。
ここが重要なようです。
設問は5つ、ズバッとした切り口に本音で語ってもらう努力をされています。
やはり本音では話さなければ、まちづくりは出来ないと感じました。


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次は「武雄のまちあるき」です。
私たちCSOサポーターの間では、一つのテーマを決めています。
それは「地域資源の堀り耕し」です。
これは「オンパク」からヒントを得て行っています。
せっかく佐賀県内10カ所のいるのですから、県内全域でそれを行おうとしています。
そうして堀り耕した資源を核に、県内全域を「ゆる~い!」ネットワークで結ぶ魂胆です。
基山町や呼子町で行った「お結びウォーキング」も、その一環だと私は思っています。
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里山は人の手が入ってこそ成り立ちます。
これが「手入れ」です。
そうして、生の自然と人の生活圏との緩衝地帯として里山は機能します。
これは狭く厳し自然環境の国土の中で、自然と共存するための日本人の知恵でした。
しかし、現在は里山は荒れ放題、人は生活圏を確保するために無計画に自然を破壊します。
自然と折り合いが付けられなくなり軋轢が生まれています。
武雄の町の方々はそれに気づき「里山」を復興されました。
武雄のまちなみ

その里山の中には色んな神様や、仏様が奉ってあります。
これは多神教民族の日本人独特の宗教観です。
自然界にある全ての物や現象を神と見立て、その全てに感謝と畏怖の念を持っています。
これは素晴らしい事だと思います。
天満宮への参道

天神様をお参りしつつ休憩

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旧長崎街道も今は閑静な住宅街と言った面持です。
昔は雨が降れば直ぐにぬかるんでしまう狭い道も、今はアスファルト舗装が成されています。
当日は暑かったのですが、このアスファルト舗装の照り返しで一層暑く感じました。

それでも昔を思い起こさせる物は今でも残っています。
まだ武士が世間を支配していた時代に、敵の侵入を妨げるための鍵状に曲がった道路。
幾つかの古い建物。
維持は大変でしょうが、現代の人の生活と上手く兼ね合いを取り残していきたいですね。
旧長崎街道は表のバイパス道路よりもゆったりとした時間が流れていて、人に「癒し」与えてくれる気がしました。
古い酒屋さんの跡

古い診療所の跡

こちらは産婦人科の跡

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お昼は山内町の長助窯で自然体験をしながら昼食。

大きなクヌギの木が印象的でした。


でも一番印象的だったのは、窯元の長井さんです。
人もまた貴重な地域資源です。(笑い)
バームクーヘンは竹に生地をかけて焼きます。

薄く生地をかけ、炭火で焼きます。


すると表面に焦げ目が付きます。

その上にまた生地をかけます。
これを繰り返せば、年輪が出来る寸法です。
最後に竹から切り落とせば完成です。

ピザは全員が自分の分を作ります。
そうして、炭火の上にかけられた鉄製の箱の中で焼く10分で完成。
自分で作ると美味しさも格別ですね。
長井さんは何でも自分の手で作り出します。
最新作は”露天風呂”でした。

自然体験と言えば珍しいものに出会いまいました。
ヤマトタマムシです。
現在は数が減り、貴重な生き物です。

法隆寺の玉虫厨子には5千枚以上のヤマトタマムシの翅が用いられたそうです。
2008年に作られてレプリカには、ヤマトタマムシが入手困難なため、東南アジア、台湾産のタマムシを使われてそうです。
まさに自然を満喫した、ひと時でした。
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研修の最後は、昨日作成した予定表のブラッシュアップ。
詰めれば詰める程、目標達成までの時間は僅かだと身につまされて2日間の研修は終了。
次回の合宿までに目標に向かって頑張らねばと、心の中で自分に叱咤激励していました。
今回も最後はヘトヘトの合宿研修でした。
2010年07月12日
イベント当日運営
今回は「誰でも働ける当日運営チェックシートの作り方」です。
今回もワークショップを行い、発表をして頂きました。
皆さん、結構慣れていらいましたね。
次回は最終回です。
2010年07月05日
何を準備すべきか?
講師は鳥栖のCSOサポーターの伊東さん。
前回の「イベント運営に関わる事務処理」と違って、多くのスタッフが直接関わる部分です。
今回のテーマのポイントは役割分担と、チェックシートですね。
今回もワークショップを取り入れた講座にしました。
よりファシリテーション的手法を強めた講座となりました。
「お結びウォーキングin呼子」を題材にしたワークには、皆さん活発な意見を出されていました。
今回もワークには満足して頂けたと思います。
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「イベント運営段取り講座」は残り2回行われます。
次回、第3回は「誰でも働ける当日運営、チェックシートの作り方」です。
ここまでがイベント当日までの内容です。
イベントを行うには大きなエネルギーが必要です。
そのためにイベントが終わると力尽きてしまいます。
しかしイベントが終わった瞬間から、次回のイベントへの準備が始まっています。
「イベント運営段取り講座」の第4回目の「きちんと終わる事務処理」中でお話しするテーマです。
事後処理で押さえておくポイントは以下の3つです。
①成果をはかる
数字など、客観的に見てわかるもので、成功か否かを判断するために行います。
②次につなげる
イベント実施において縁があった参加者、関係者などとのつながりを維持し、次のイベントにつなげるために行います。
③記録に残す
活動の一環として行ったことを知らせ、様々な人に団体が存在する価値を感じてもらうために行います。
特に成果をはかる指標としてのアンケートは、イベントをより良い物とするたねに絶対に不可欠です。
そこで「イベント運営段取り講座」に引き続き、「アンケート活用講座」が4回行われます。
是非、ご参加下さい。
2010年06月28日
目的の共有
イベント運営段取り講座
~イベント運営に関する事務処理~
今回も「お結びウォーキングin呼子」を題材にしたのですが、逆に多くのご意見を頂きこちらがどちらが講師が分からない状況でした。
今回頂いた貴重なご意見は、「お結びウォーキングin呼子」に反映させて頂きます。
ファシリテーションの手法は好評でしてので、今後3回のイベント講座にも積極的に取り入れる予定です。
講座の最初に関わって感した事を話してもらいました。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
「目的の共有」を言うのは簡単ですが、実際に行うのは難しです。
CSOやNPOがイベントを実施する際にはスタッフの職業や、住んでいる場所がバラバラの場合が多いものです。
またイベントへの関わりかたも様々で、当日限りのスタッフもいます。
イベントの規模が大きくなれば、複数の団体がイベントに関わってくる場合も多々あります。
このような状況では、末端のスタッフまでの「目的の共有」は困難を極めます。
そうしてイベントの責任者など、少数のスタッフに負担が集中します。
もしそのスタッフが倒れたり、緊急な用事で参加出来ない状況が発生した場合、最悪イベント中止もあり得ます。
実はこう言った「目的の共有」を可能にするために一番大事なのは、事務処理なのです。
派手な当日の催し物に隠れて地味ですが、事務処理がしっかり出来ていなけば運営はおぼつきません。
決して事務処理は、地味処理ではないのです。
この様な状況が発生する事を防ぐ事務処理のポイント以下です。
①複数人でシミュレーションし、抜けがないように洗い出す
②イレギュラーな処理への対応も考えておく
③ムダがないか見直す
これらのポイントをスムーズに行う手法がとして、「作業手順のフロー化」と「作業マニュアル」です。
◎作業手順のフロー化のメリット
・抜けていた作業やムダな作業に気付き易い。
・全体像が把握でき、次のアクションを理解して行動可能。
・第三者にも説明がし易い。
◎マニュアル化のメリット
・一度作成すれが再利用可能。
・判断せずに動くことができる。
・全体とステップ毎に製作すれば現場スタッフも理解し易い。
・マニュアルもブラッシュアップ容易で、イベントの運営向上が簡易。
2010年06月24日
物語に人は集まる
ところでファシリテーター講座は4回行われる予定です。
講座の目標は「地域の課題を、経済の視点を入れて解決する方法論を学ぶ」です。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
第1回<終了>これから学びたいなぁと思っていること。(5月25日終了)
◎地域を巻き込むネットワークの作り方
◎地域資源はどうほりおこすか?
◎地域づくりの自分のポジション
◎地域で仕事をつくるには?
※前回の気付き。
・「課題解決」とは住民に向かって言わないこと。それは行政の都合。
・住民が楽しい!と思うことをする。それが結果的に課題解決になればいい。
・住民と行政の間に入って、言葉の翻訳をする。それが中間支援の役割。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
今回6月22日は以下の内容で講座が行われました。
第2回 今の時代、まちづくりを取り巻いている現実を客観視する。(6月22日)
☆近況報告バズセッション
☆まちづくりって一体何?(ワールカフェ)
☆地域で何が起こっているのか?(ワールドカフェを基点としたレクチャー)
☆地域共生型起業の事例づくし
☆事例から見る地域共生型起業の10か条
☆津屋崎で起こり始めていること
セッションの結果は以下です。
前半のセッションでは、短い間でしたがよく客観視出来ているとお褒めの言葉でした。
その後に山口さんが、津屋崎で事例を紹介。
住民にやる気を起こさせる仕組みのヒントが、盛り沢山で勉強になりました。
特に「物語に人は集まる」その通りだと感じました。
私達CSOサポーターは、地域の中で物語の仕掛け人でなければならないと実感した次第です。
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山口さんのまとめとして「地域共生型起業」10か条は以下です。
地域共生型起業10か条
◎課題解決から未来志向ヘ!
課題解決型のグループ〈ネガティブコミュ二ティ〉は、活動が長期化していくと、メンバーが徐々に疲れてきて、参加者がやめていくのを必死に繋ぎ止める‥などの状況が生まれてくるケースが多く有ります。
愉しいアイディア、愉しい企画には人は面白がって積極的に係わりたくなるもの。「こんな未来になるといいね!」という事を常に笑顔で語り合いましょう。
◎「好きなこと」X「社会にいい事」
愉しいことだけをやっているとお金は出て行くばかり。「社会にいい事」をちょっと加えると、お金が入ってくる可能性がグーンと広がります。
◎物語に人は集まる。
グループで何をやっているか、という事に加え、なぜグループになったのかという物語に人は心惹かれます。
◎やり続けなくてはいけないという呪縛を解く。
一度、やり始めたら最後、後には引けない・・・こんな風に思っていませんか?やりたくないという気持ちでやっていると必ず傍からも分かってしまうもの。そんな時は無理にやり続ける必要は無いのです。新しい何かを見つけましょう。
◎新しい発想は掛け算から生まれる!
グループ内部だけでプチ起業の話をしても、なかなか発想が広がらないものです。全く違う活動をしているグループや、価値観の違う人とも積極的に話をしましょう。「ごく普通の事」X 「ごく普通の事」で新しい取り組みが生まれる!
◎1つのスーパーアイディアのために100は捨ててもいい!
活動を続けて行くうちに、最初に思っていたことよりももっと愉しいことが見つかってしまった時。そんな時は迷わず、新しい活動にシフトしちゃいましょう。
◎出来ることはしてあげる。できないことはしてもらう!
グループ活動は、「得意」が偏っている事が多くあります。足りない・・と思う技量は何でしょう?足りない技量は手伝ってちらえばよいのです。グループの中で全てを完結させなくたっていい!
◎みんなを喜ばせなくてもいい!
あなだがやりたいことは、誰のためにやることでしょう?「みんなのため」という曖昧な対象では、具体的アイディアにたどり着けず、誰も喜ばないものになってしまいます。
みんなを喜|ませるなんて無理はせず、たった一人を泣いて喜ばせるにはどうするかを考えれば、おのずと具体的にやるべきことが見えてきます!
◎お金を貰うことは悪いことじゃない!
せっかく良い事をやっていても、お金を貰うのは申し訳ないって思っていませんか?いいえ、お金は感謝の気持ちとして払ってくれるのです。
いい事をしてお金を貰うのは悪いことじゃな!大切なのは貰ったお金の使い方。そこさえきちんとしていれば、大丈夫!
◎やってみなくちゃ分からない!
本当に新しい取り組みが出来るんだろうか・・。そんな不安は必要ありません。まずはやってみればいいんです。上手く行かなかったら、もっと良いアイディアが浮かぶかもしれない。3度やっても上手く行かないなら、止めればいい!
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今後の予定は以下です。
第3回 地域と共生する経済の作り方。
☆地域資源の掘り起こし方
☆地域を巻き込むネットワークの作り方
☆地域共生型起業の10か条復習
☆自分の地域でやってみたいモデルを作る。
☆さあ、実践。
第4回 手を繋ぎあう。そして未来ヘ。
☆実践してみたことを共有しあう。
☆更に良いアイディアを出す。
☆さあ‘また実践。
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研修の最後に小城のCSOサポーター通称メイラクさんに還暦祝いをプレゼント。
赤いポロシャツと、バックです。
ご本人早速身に着けてご満悦です。
ここまで喜んでもらうと、贈った方もご満悦。
2010年06月19日
よもぎさんのブログ講座-№2
「よもぎさんのブログ講座」好評の内に終了しました。
「よもぎさん」こと武雄のCSOサポーター中村直子さんの、優しく分かり易い講座でした。
PR文章の作り方講座は今回で終了。
次回からはイベント運営段取り講座が4回のプログラムで始まります。
受講よろしくお願いします (*_ _)ペコリ
「よもぎさん」こと武雄のCSOサポーター中村直子さんの、優しく分かり易い講座でした。
PR文章の作り方講座は今回で終了。
次回からはイベント運営段取り講座が4回のプログラムで始まります。
受講よろしくお願いします (*_ _)ペコリ