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流離いのCSO
平田義信

2010年08月24日

口蹄疫「被災者」子女を助けて!

10月3日(日)開催の呼子朝市ふれあいフェスタ口蹄疫「被災者」子女のための給付型ミニ奨学金の募金活動を実施します。

 口蹄疫の終息宣言が、今月の27日にも出される見込みです。

 これは感染拡大と言う、最悪の状況が回避できただけです。

 宮崎県の畜産関連業界の復興は、これからが始まりです。 

 当事者の畜産農家には苦難の道が待っています。

 それでも、国から幾ばくかの援助が受けられます。

 しかし、加工・物流・飲食・観光などの関連業界は直接の援助は望めません。

 その影響は、これらの業界関係者の子ども達にも及びます。

 そこで、多少でも子ども達の学業の支援をと寄付を募っています。

 呼子朝市ふれあいフェスタお見えの祭は、ご寄附を宜しくお願いします。

 詳しくは下記をご覧ください。

IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]HPより転載。

口蹄疫「被災者」子女のための給付型ミニ奨学金に、ぜひご寄付を!
[2010年06月17日(木)]
本件については、これまでの経緯やねらいを正確にお伝えする必要があると考え、
かなり長文に及びますことを、どうかご了承ください。
ご一読の上、ぜひ、ご寄付や広報のご協力をいただきますよう、お願いいたします。

畜産農家のみならず、広範な口蹄疫「被災者」のご家族である子どもたちの
学びを支え続けるための奨学金を設けたことについては、すでに何度も、
お願いしてきた通りなのですが、その基金でも、被害の拡大や深刻化に、
対応が追いついていないのが、正直な現状です。

最大の理由は、現場の本当に大変な状況が、正確に伝わってこないこと。
知事の非常事態宣言以降、地元メディアも含めて、新聞もテレビも、
基本的に取材をほぼ完全に自粛してしまっているため、数十万頭もの
牛や豚が一気に殺され、短期間に埋めねばならないという、異常で
心を締め付けられる事態を、当事者以外の人間が取材・記録できておらず、
しかも、米軍基地問題と首相交代、そしてサッカーのワールドカップという
ネタに追いやられてしまっている、という状況だからです
(しかもこれからは、参院選が始まります)。

宮崎県内のホテルや旅館では、昨年の新型インフルエンザを上回る
大幅なキャンセルが相次いでいる、というデータも拝見しました。
地元では、厳しい状況を目や耳にしても、それをそのまま報道しにくい
状況もあり、その配信を待つだけの他の地域にとっては、ますます見えにくく、
「自衛隊の増派が決まった」「10億円を超える義援金が寄せられた」と聞けば、
それでどうにかなるのでは、と思ってしまうかもしれませんが、とんでもありません。
現地の状況を伝えるために、石田さんが新設されたブログを、ご参照ください。

再三伝えられている通り、県や同県の共同募金会に寄せられた義援金は、
このままだと、畜産農家(同県で牛約1万戸、豚約650戸)以外に
配分されることはありません。
しかし、豚の出荷頭数は全国2位(全国の1割!)、牛も3位(同7%!)という
同県にとって、畜産業が主力産業であるということは、それだけ裾野も、つまり、
加工・物流はもちろん、飲食・観光など、関係する産業も広く、口蹄疫の
「被災者」は、広くとらえる必要がある、ということです。
(また、豚の場合、1戸で飼育するのは平均1500頭と、家族だけでなく、
従業員を雇っていらっしゃるケースがほとんどです。)

同県約46万世帯のうち、影響を受けたのが仮に1割にすぎないとしても、
同県の0歳から18歳までの子ども約20万人のうち、少なくとも2万人が
影響を受けていると想定できます。
もちろん、子ども手当も、高校の無償化(すべてではありませんが)も
スタートしており、子育てにかかる経済負担は、昨年に比べれば
楽にはなっています。しかし、子どもが安心して学び続けるためには、
「あとひと支え」が重要なのです。

実は、どれだけの方たちが、どんな状況にあるのかは、僕たちも、
また、地元の方たち(県や市町を含む)も、正確には把握できていません。
そこで、宮崎文化本舗の石田さんにお願いして、
少額ながら、早くお渡しできる給付型の奨学金
(「少額急払金」?)を新設することにしました。
まだ詳細を確定できていませんが、子ども1人につき3万円
(事情により特別加算あり)をめどに、年間3・4回の募集・給付
するために、なるべく早く要項を確定して募集開始し、8月末まで申請を受け付けて、
9月上旬には第1回の給付を行えるように準備を進めることにしました。
つまり、ニーズも寄付も早く集めて、早く届ける!というコンセプトです。
初回の目標金額は、30人(特別加算含む)に届けられるよう100万円とします!

この「少額急払金」(!?)については、他の募金・基金と区別するため、
IIHOEが阪神・淡路大震災の際に設立し、台湾中部大地震や新潟の水害・震災の際にも
募金をお呼びかけした「被災者支援情報センター」にてご寄付をお受けし、
(特)宮崎文化本舗が運営していらっしゃる「宮崎県NPO活動支援センター」内に
設けられる、本奨学金の運営事務局にお送りします。
この基金の経過は、このブログ、または川北の個人ブログにて、随時ご紹介いたします。

なお、これまでに川北にお預けいただいたご寄付は、誠に勝手ながら、この基金に
組み入れさせていただくことを、どうかご了承ください。
(「ダメ!」とおっしゃる方、どうか御遠慮なくおっしゃってくださいね。。。
その場合は、相当額を、ご指定の基金に、川北が寄付いたします。)

なお、本件の事務を(特)宮崎文化本舗にお願いするに際して、
申請募集用のチラシ作製や、審査後の連絡や振込手数料など、さまざまな
事務関連費用が必要になるため、みなさまから「被災者支援情報センター」に
いただいたご寄付の20%相当額を、私どもがマッチングして寄付します。

以上、長文にお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
ぜひ、下記の郵便振替口座まで、ご寄付をお願い申し上げるとともに、
みなさまからもバシバシ広報していただけるよう、お願いいたします。

郵便振替口座 00140-3-563548
または、
ゆうちょ銀行 019店 当座 0563548
加入者:被災者支援情報センター
※誠に恐れ入りますが、
 領収書はお送りできませんので、ご了承ください。
 また、振替手数料はご負担くださるよう、お願いします。
※ご寄付者のお名前をご紹介してもよい場合、
 「通信欄」に「名前の紹介可」とお書きくださるよう、お願いいたします。


※CSOとは:Civil Society Organizations(市民社会組織)の略で、NPO法人、市民活動・ボランティア団体に限らず、婦人会、老人会、PTAといった組織・団体も含めて「CSO」と呼称しています。

平田義信
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平田義信