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流離いのCSO
平田義信

2011年04月05日

自分が出来る事を継続する。

 東北地方太平洋沖地震支援の輪は佐賀県内にも広がっています。

 その中でも一早く被災者の受け入れを表明した武雄市では、民間レベルでも支援の動きが活発です。

 自分達に何が出来るかをボーダレスで話し合い、早く動く、武雄らしい活動ですね。

 ONE LOVE TAKEOはそう言った方々のグループです。

 4月2日、ONE LOVE TAKEOの支援活動第1弾が行われました。

 このチャリティーイベントでは、約28万円の募金が集まりました。

 このイベントの経緯は下記の武雄のCSOサポーターよもぎさんのブログに詳しく紹介されています。

【武雄CSOサポーターよもぎ日記】



    ◎参加することで支援しよう!4/2、参加おねがいします!!

    ◎ONE LOVE TAKEO ユルくて優しい想いの集合体

    ◎チャリティーフリマ+まちあるき ONE LOVE TAKEO




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 支援は継続することが大事ですが、被災地の状況が大きく変化している感じがします。

 一定のライフラインの復旧も終わり、物資もある程度行き届いた地区は、自力の復旧のために動き出しているとも聞きます。

 それに対して、支援が行き届かず、今もなお困窮に苦しんでいる地区もまだまだ多いことでしょう。

 もう、被災当初の様な一律の支援では実情に合わなくなってきています。

 それにしても情報が少ない!

 これだけITが発達していても、国や地方自治体のIT政策が災害に対して遅れている気がします。

 この段階に至って被災地から遠い地域NPO等の民間が本格的に動く時期が来た気がします。

 もちろん、現地に赴き支援が行える資金やノウハウを持つNGOやNPOは現地で活動するでしょう。

 でも、地元に居ながら出来る支援もあります。

 佐賀県は官民協働の支援プロジェクト佐賀きずプロジェクト」を立ち上げました。

 このプロジェクトでは3万人規模の被災者受入の計画もあります。

 4月4日現在の受入状況は、

  被災者側からの相談件数:4件(内訳:県分1件、市町分3件)
              累計 135件(内訳:県分43件、市町分92件)


  支援者側からの相談件数:6件(内訳:県分1件、市町分5件)
              累計 671件(内訳:県分153件、市町分518件)


 こうして佐賀県にいらっしゃる被災者方は当座生活は何とかなります。

 しかし被災者の方に今本当に必要なのは、未曾有の大災害を経験して受けた心の傷へのケアではないでしょうか。

 
 この心の傷へのケアへの対応をONE LOVE TAKEOさん支援活動の第2弾として計画されています。

寺子屋~傾聴&防災~
 日時:2011年4月17日(土)14:00~17:00(13:30開場)
 場所:北方公民館 多目的室
    武雄市北方町大字大崎2217
 定員:80名(一時保育要予約)
 料金:無料
 内容:14:00~15:00
    『寄りそうってどんなこと? ~傾聴、はじめの一歩~』
    講師:市丸俊文氏(傾聴ボランティア「かたらい」代表)

    15:15~17:00
    『備えるって、どんなこと? ~あんしんの種~』
    講師:鈴木隆太氏(被災地NGO協働センター、東禅寺)

 連絡:080-3941-0230
自分が出来る事を継続する。自分が出来る事を継続する。


 最後に直接的な支援だけが支援ではないのです。

 エコや節約はもちろん大事でしょうが、自粛ばかりやっていては経済が停滞し、延いては支援のための税金や企業の支援金まで減ってしまいます。

 被災を免れた者が、普通に経済活動を続ける事も大事な支援だと思います。


※CSOとは:Civil Society Organizations(市民社会組織)の略で、NPO法人、市民活動・ボランティア団体に限らず、婦人会、老人会、PTAといった組織・団体も含めて「CSO」と呼称しています。

平田義信
Posted by 流離いのCSO at 16:54│Comments(0)平田の呟き…
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平田義信