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流離いのCSO
平田義信

2011年04月11日

適材適所の支援を!



 自宅裏の畑の片隅の木蓮が咲きそうです。寒い冬を耐えた植物たちが今、花を咲かせようとしています。日本もそうです。戦後の復興のスピードは世界を驚かせました。天災の多い土地柄で幾多の天災から復興してきました。今回の未曾有の大災害でも、必ず復興できると信じます。

 ですが、今回は過去とは比べものにならない甚大な被害を受けた日本…。勤勉で我慢強い日本人でも並大抵の覚悟が無ければ復興は進まないと思います。過去の経験が役に立たない場面も多く発生しています。日本は歴史の大変革の時期にぶつかったのかも知れません。被災地も初期の一律の支援では齟齬が発生している気がします。今後はよりきめ細かい「適材適所の支援」が必要になってきていると思います。

 そう言ったニーズに対応するために地元のせんだい・みやぎNPOセンターが中心となってプロジェクトを立ち上げました。それが「被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト」です。詳しいプロジェクトの内容を下記に紹介しています。今後の社会は行政だけに任せられなくなっています。今こそ民間が「新たな公共」を担い、新しい価値観を創造する時代が来ています。

 皆さんこのプロジェクトに賛同頂き、被災者をNPOとつないで支えましょう。

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被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト

 【インフォメーション】
  ■つなプロとは?(本プロジェクトの概要)  ■つなプロ通信(現地での活動の様子)
  ■ボランティア参加の皆様へ  ■専門機関・NPOの皆様へ  ■お問い合わせ(取材のご依頼等)
◎つなプロとは
 本プロジェクトは2011年3月11日に発生した東北・関東大震災による被災地・被災者に対する支援を行うことを目的としています。

 今回の大地震は、被害が極めて甚大であり、救援活動の長期化が予想されます。避難所においても軽度の要介護者、精神的要支援者、外国人、障がい者、アレルギーや難病をお持ちの方、高齢の方など、様々な配慮が必要な方々がたくさん避難されています。

 広域的な支援では見落とされがちな、多様な属性の方々に配慮した避難生活の支援において、各分野の専門性を持つNPOが連携することがとても重要です。

 そこで、多様な配慮を必要とする方々の避難生活を支えるため、東北地域のNPOネットワークの中核的存在である(特)せんだい・みやぎNPOセンターと、全国のNPOが連携し、被災者をNPOとつないで支えようと、本プロジェクトを立ち上げました。

 これまで地域社会において、困難を抱える人たちに様々な社会サービスを開発・提供してきたNPOが、それぞれの専門性を活かし、こうした被災者に個別的な支援を行うことで、避難先での死亡や状況の悪化の回避をめざすプロジェクトです。

 具体的には、被災地に調査スタッフを派遣し、避難所を巡回し「特別な支援が必要な被災者」からニーズの聴き取りを行い、専門性を持つNPOなどにつないでいくための活動を、被災地の生活環境が一定の水準に改善されるまで実施する計画です。

 長期化が予想される避難生活を支えるため、様々な分野の専門性を持つNPO・各種機関と被災地をつなぎ、専門的なNPO・機関が連携して、被災者を支える取り組みやしくみづくりを進めてまいります。

つなプロのミッション・基本原則

【ミッション】
 避難所でのこれ以上の死者、状況悪化者を出さない

【活動定義】
 そのために避難所での課題・困りごとを「発見」し、専門NPO・限定物資・疎開先などと「つなぐ」こと

【つなプロ 基本3原則】
 ①被災地・被災者が主役の復興を支え続けよう地域の団体による継続的な支援体制づくりを支えよう
 ②避難先のくらしを、少しでも心地よくできるよう、支えよう避難所でも仮設住宅でも定住先でも、コミニティづくりと
  アメニティ確保を支えよう
(これ以上の死者・状況悪化者を出さないために)
 ③緊急対応だけでなく、しくみづくりを心がけよう犠牲者・被災者のためにも、もっと安全・安心な社会づくりに結び付けよう


   つなプロ活動概要図
つなプロ概要

つなプロ実施体制図


※CSOとは:Civil Society Organizations(市民社会組織)の略で、NPO法人、市民活動・ボランティア団体に限らず、婦人会、老人会、PTAといった組織・団体も含めて「CSO」と呼称しています。

平田義信
Posted by 流離いのCSO at 01:06│Comments(0)平田の呟き…
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