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流離いのCSO
平田義信

2011年08月27日

NPOの作り方

 NPOの存在がクローズアップされたのが阪神・淡路大震災の時でした。

 そうして東日本大震災でもその存在が注目を集めました。

 なぜ大災害時にNPOが注目されるのか?

 大災害時の初動では公的機関の物量的な活動が重要ですが、有る程度落ち着いてくると個別の問題が発生してきます。

 そんな場合には公的機関の平等性は必ずしも的確な対応が取れるとは限りません。

 NPOの専門性が個々の現場のニーズにマッチしている場合が多々あります。

 それが、大災害時にNPOが注目される理由です。

 この様にNPOが認められれば認められ程、行政がカバー出来ない分野への需要が増えてきます。

 いわゆる”新しい公共”の担い手としてNPOが注目される様になってきました。

 そうなるとNPOは、単なるボランティア組織ではいられなくなります。

 確りした経営基盤を持った組織と成る事を社会が要求します。

 そうなるとNPOを設立するのは簡単でも、それを社会に認知される組織として存続させるのは大変難しい事となります。

 本日の佐賀CSO学院唐津校の講義はそう言った確りした組織基盤を持ったNPOとは何かと言うのが主題だったと思います。
NPOの作り方
NPOの作り方

 なぜNPOを作るのが難しいのか?

 それは多様な人間で構成された組織を、統一した趣旨や目的でまとめる事の難しさだと思います。

 その事を「地球市民の会」の大野さんが分り易い事例を上げながら、説明して頂きました。
NPOの作り方

 次に、より具体的な組織運営に欠かせない会計と労務について、その分野の専門家からの講義を受けました。

 会計関連を講義して頂いた稲村さん
NPOの作り方

 労務関連を講義して頂いた北村さん
NPOの作り方


※CSOとは:Civil Society Organizations(市民社会組織)の略で、NPO法人、市民活動・ボランティア団体に限らず、婦人会、老人会、PTAといった組織・団体も含めて「CSO」と呼称しています。

平田義信
Posted by 流離いのCSO at 23:17│Comments(0)佐賀CSO学院
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平田義信